Codexを使う開発者が依然としてChatGPTを併用する理由

CodexとChatGPTの役割分担が開発者の行動を規定する

OpenAIのCodexチームに移籍したJason Liu氏は、「Codexを使っているのに、なぜ依然としてChatGPTを併用するのか」と開発者に問いかけた。その背景には、CodexとChatGPTの機能・提供タイミング・利用制限の違いがある。Codexはコーディングや実作業(Worker)に特化している一方、ChatGPTはブレインストーミング、リサーチ、メール作成、一般的な質問、日常のアシスタント(Lead/Assistant)として利用されている。

最新モデルと機能差が併用を促す

最新のGPT-5.5 ProはChatGPTでのみ利用可能であり、Codexには未実装だ。また、画像生成、ウェブ検索能力、日記のようなパーソナライズされた文脈の保持など、ChatGPTが優位な機能も多い。ATLASのようなAIブラウザーを常用するユーザーもおり、汎用アシスタントとしてのChatGPTの役割は依然として大きい。

レートリミットと心理的要因が使い分けを生む

Codexのレートリミットを単純な質問で消費したくないという心理的・経済的要因も、ChatGPT併用の理由となる。開発者は「実作業はCodex、思考や日常業務はChatGPT」という二極化された使い方をしており、AIツールの進化においても、特化型(Codex)と汎用型(ChatGPT)の両立が重要であることが示唆される。